ウェブえほん
高橋李依さんインタビュー
第128弾
2026年10月号
湖にすむヘドボンの巻
この号の
読み聞かせ役
高橋李依さん
(たかはしりえさん)
『【推しの子】』(MX)アイ役、『Re:ゼロから始める異世界生活』(MX)エミリア役、『魔法つかいプリキュア!』(ANN)朝日奈みらい/キュアミラクル役などで大活躍中!
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『湖にすむヘドボンの巻』はいかがでしたか?
ボノロンの“ひらめき力”と懐の深さにとても感動しました。普通なら汚くてくさいものを、自分から「洗おう」とはなかなか思いつきませんよね。でもボノロンは、悪役のヘドボン側の事情まで理解しようとしてくれます。出会ったからには、責任を持って見つめ続ける。ボノロンは体格も大きく、おおらかな話し方も含めてすてきな存在ですね。村の人たちやロカちゃんだけでなく、悪役までたくさんの人が救われるストーリーでした。最後にヘドボンがいい顔をしていたのも印象的です。
実はお話をいただくまでボノロンのことを存じ上げなかったのですが、こんなにすばらしい絵本があると身の回りのお母さんたちにも教えたいです。 -
子どもの頃に読んだ思い出の絵本はありますか?
私は絵本を読んでもらうよりも、読み聞かせるほうが好きでした。もちろん読んでもらった記憶はあるのですが、図書館などで自分よりも小さな子を集めて読み聞かせをしていたことをよく覚えています。繰り返し読んだのは『はらぺこあおむし』(偕成社)などの定番絵本でした。
振り返ると、小さい頃から「おもしろさを人に伝えること」がとても好きだったようです。例えば、公園でお砂遊びがおもしろいと思ったら、ブランコに乗っている子を引きずりおろしてでもお砂遊びをさせるとか。本当に迷惑なのですけれど(笑)。楽しいことを独り占めするよりも、このおもしろさをいっしょに楽しもうよ!というエネルギーが人一倍強い子どもでした。それが、声を通して作品の魅力を伝える現在の声優というお仕事につながっている気がします。 -
絵本の読み聞かせは、普段の声のお仕事とどんな違いを感じましたか?
普段のお仕事では尺やテンポ感を意識して、文字を読むスピードに遅れないような、または早送りされないような速度で演じることが多いです。ですが今回の読み聞かせを通して、本来人間が心地よいと思える速度に戻してもらえた感覚がありました。読み聞かせの間(ま)には、聞き手が想像力を働かせる瞬間が詰まっていると思います。今回は聞いてくれるお子さんといっしょにドキドキや感動を共有できるように、子どもたちと同じ目線で気持ちを乗せて読みました。
他のキャストの方の演出方法もきっと千差万別でしょうし、読み聞かせには決まった形はなく何通りもあるものだと感じます。 -
もしボノロンが目の前にあらわれたら、どんなお願いをしますか?
大好きな声のお仕事をこれからも続けていくことができるように、ずっと見守っていてほしいです。日々の中で壁にぶつかることもありますし、何より元気で働き続ける「継続」が一番難しいことだと感じています。ボノロンには私が一生しあわせにお仕事できるように、出演作を全部チェックして(笑)、長く見守っていてほしいです。
公開中のえほん と 声優さんインタビュー
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No.127 2026年7月号
山わろと笛の巻
むかしむかし−−−−
ある湖のほとりで、笛を吹くのが大好きな少年カイツが泣いていました。大切にしていた笛を、どこかでなくしてしまったのです。あらわれたボノロンが巨木にたずねました。すると、なんと湖に住む「山わろ」が、笛を持っていってしまったというのです−−−− -
No.126 2026年4月号
タンタとざしきわらしの巻
むかしむかし−−−−
山のふもとのナラの巨木の下で、幼い男の子タンタが泣いていました。「ジイジなんて、いなくなればいいんだ!」あらわれたボノロンが話を聞くと、友だちの誕生日プレゼントにジイジが大根を持たせたせいで、恥をかいたと言います。「ジイジはぼくのことをなにも考えていない!」とふまんをぶつけました。タンタが家にもどると、そこには“ざしきわらし”がいました。なんと、ジイジは神かくしにあって、いなくなったというのです−−−− -
No.125 2026年2月号
お兄さんのいすの巻
むかしむかし−−−−
海辺に立つアコウの巨木の下で、青年のセインが泣いていました。セインには、10年前に海でなくなったお兄さんがいました。セインのお父さんは深く悲しみ、お兄さんが座っていたいすをずっと大事にしていました。そんなお父さんもなくなってしまいます。セインは、海にねむるお兄さんにお父さんの想いを伝えたいが、その場所がわからないと涙を流したのです。
あらわれたボノロンは、たったひとりだけ、それを知っているかもしれない者がいるといいます−−−−