ウェブえほん
小林ゆうさんインタビュー
第126弾
2026年4月号
タンタとざしきわらしの巻
この号の
読み聞かせ役
小林ゆうさん
(こばやしゆうさん)
『ねこねこ日本史』(NHK)主人公役、『銀魂』(TX)猿飛あやめ役をはじめ、数多くのアニメ・ゲーム作品などで活躍中です!
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『タンタとざしきわらしの巻』はいかがでしたか?
心があたたまってやさしい気持ちで満たされる深い思いやりのつまったお話でした。おじいさんの想いが明かされるシーンでは、台本を読みながら思わず涙が出てしまいました。
登場人物のみんなが本当に愛しいです。ひとりひとりに感情移入しながら読みました。この物語の中にいるだけで幸せな気持ちになれます。以前から店頭でボノロンさんをお見かけしてはやさしい表情に惹かれていたので、読み聞かせの機会をいただくことができてうれしいです。 -
今回の読み聞かせで、特に意識されたことはありますか?
お子さんが聞き取りやすいスピードを意識しつつ、大人のボノロンさんファンの方まで、世代を問わずお楽しみいただけたらと願って読ませていただきました。物語の入り口になる最初のナレーションの1ページ目は、これからどんなお話がはじまるのだろうと聞き手の皆様がドキドキワクワクしてくださる大切な入口だと思います。「楽しい世界がはじまるよ」と皆様へ呼びかけをさせていただくような気持ちでした。そして心をやわらかくして物語の世界にお入りいただけるように心がけました。
また、今回のお話はボノロンさんやタンタくんをはじめとするキャラクターたちの豊かな表情や鮮やかな色彩で描かれた絵もすばらしいです。その絵を見ながらお聴きになってくださると思いますので、そんな素敵な作品に携わらせていただけたことに心から感謝しております。 -
これまでで思い出に残っている絵本はありますか?
小さい頃は『ぐりとぐら』(福音館書店)や『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド)などを母に読み聞かせてもらい、多くの名作に育ててもらいました。
大人になった今でも絵本は大好きで、最近だとヨシタケシンスケさんの『このあと どうしちゃおう』(ブロンズ新社)がお気に入りです。こちらもおじいさんと男の子のお話ですよね。死後の世界という少しシリアスなテーマでも、ユーモアを交えてあたたかく伝えてくれるところが魅力です。
また、『おおきな木』(あすなろ書房)も大人になってから読み、胸に迫るものがありました。
絵本は大人になってからも楽しめますし、むかし親しんだ絵本を読み返すと、当時とはまた違う発見がありますよね。それはとても贅沢でありがたい時間だなと思います。 -
もしボノロンが目の前にあらわれたら、どんなお願いをしますか?
もし叶えていただけるのなら、「世界中の病気がなくなること」をお願いしたいです。現代の科学や医療も日々進歩していますが、それでもなお、病に立ち向かっている方々がいらっしゃいます。ボノロンさんの力で、みんなが苦しみから解放されて、笑顔で絵本を読めるような……幸せな世界になってほしいなと、心から思います。
公開中のえほん と 声優さんインタビュー
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No.125 2026年2月号
お兄さんのいすの巻
むかしむかし−−−−
海辺に立つアコウの巨木の下で、青年のセインが泣いていました。セインには、10年前に海でなくなったお兄さんがいました。セインのお父さんは深く悲しみ、お兄さんが座っていたいすをずっと大事にしていました。そんなお父さんもなくなってしまいます。セインは、海にねむるお兄さんにお父さんの想いを伝えたいが、その場所がわからないと涙を流したのです。
あらわれたボノロンは、たったひとりだけ、それを知っているかもしれない者がいるといいます−−−− -
No.124 2025年12月号
山の上の岩神様の巻
むかしむかし−−−−
カシの巨木の下で、少女のセラが泣いていました。セラの住む村は、小山のふもとにあります。その小山のてっぺんにある大きな岩が、今にもころがり落ちてきそうに、ゆらゆらとゆれているのです。あらわれたボノロンに、セラはあの岩をなんとかしてほしいと願います。しかし、ボノロンはこまり顔です。なぜなら、その岩は岩神様のすみかで、勝手にうごかすことはできないのです−−−− -
No.123 2025年10月号
ブッケとふしぎなクッキーの巻
むかしむかし−−−−
丘の上の杉の巨木の根もとで、少年のブッケが泣いていました。いつも自分をしかるチップ先生の顔が、とにかくこわくて、学校に行きたくないというのです。話を聞いたボノロンは、ブッケにふしぎなクッキーをわたします。それを食べれば、人のほんとうの顔が見えるというのです。教室の中、ブッケはこっそりとクッキーをかじります。すると−−−−?