今から18年ほど前、娘の命が私のお腹に宿った時、
子どもの頃から大好きだった『からすのパンやさん』(偕成社)を、
声に出して読んでいました。
ピクピクとお腹が動くと、本当に娘がお話を
聞いてくれているような気がして、はりきって読みました。
娘が生まれてからは、抱っこをしながら絵本片手に、
部屋の中を歩きながら読んだこともあります。
娘にとって絵本は、最初に出会った友だちかもしれません。
絵本は娘の成長も促してくれました。
『おやすみなさいメイシーちゃん』(偕成社)で、寝る前のトイレが
習慣になり、『ちょっとだけ』(福音館書店)をきっかけに
ひとりで着替えができるようになりました。
ああしなさい、こうしなさいと言うよりも、ずっと効果的でした。
「子どもは親の言うとおりには育たない、親のする通りに育つ」
と聞いたことがありますが、娘は生まれたばかりの弟や、
お人形さんたちに読み聞かせをしていました。
その姿は本当に愛らしくて、まるで小さなお母さんのようでした。
育児中、たくさんの絵本を娘と息子に読んであげました。
というより、私自身が、読み聞かせを楽しんでいたのだと思います。
絵本は、ひとりで読むよりも、子どもと一緒に読むほうが断然楽しい!
心からそう思っています。
神奈川県 ペンネーム:幸絵子 55才