私の孫娘は今年中学一年生になりました。 小さい頃から毎晩眠るまで読み聞かせや昔話をして 一冊が終わらないと眠らない日々でした。 私の方が途中で眠くなって変な話になると 「ばあちゃん、そこ違うよ」と指摘してくれたり。 おかげで本の好きな子に成長してくれました。
お気にいりの自分の本棚には 私が読んであげた絵本や日本昔話などを 大切にしまってくれていて、 「これはいつか私が親になった時に、 子どもに読んであげるの。 全部覚えているから大丈夫よ」と 笑顔で話してくれたことが、一番うれしかったです。
本の世界は年齢に関係なく、人を成長させ 心を豊かにしてくれるものと思っています。 昔は今のように内容豊かな本は少なかったですが、 私自身も亡き母に読んでもらったことが、 ついこの前のように思い出されます。
山形県 近藤いく子 71才