ボノロンと
なかまたち
ボノロンは、
巨木の森タスムンに住む森の戦士。
オレンジ色のとっても大きな9歳の男の子で、
巨木とおはなしすることができるんだ。
こまっている人が巨木に涙をおとすと、根っこをとおってボノロンにとどくよ。
そして根っこをとおって地上にあらわれて、願いをひとつだけかなえてくれるよ。
なきむしでおっとりした性格だけど、おこるととってもつよいんだ。
ボノロンのなかまたち
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ボノロンの
あいぼうボノロンに助けられてから、なかよくなり、いっしょにいるようになったよ。
ひとのことばをしゃべることができる犬で、声まねがとくい。
ケガをして包帯をしていたけど、すっかり気に入ってしまい、なおった今もずっとつけているよ。
口はちょっぴり悪いけど、やさしい心の持ち主。 -
ボノロンと
ゴンの
あいぼうゴンとなかよしのハト。いつも明るくて元気いっぱい!
小鳥の時に巣から落ちてケガをしたところをロナおばちゃんに助けられ、育ててもらったよ。でもロナおばちゃんがなくなってしまい、ボノロンとゴンといっしょに過ごすことに。ゴンの将来のおよめさん!? -
ボノロンの
ともだちかつて、ボノロンと同じタスムン族だった女の子。病気でなくなり、今は妖精のすがたになったよ。
ボノロンとは一番の友だちだったけど、妖精になった時にわすれてしまったんだ。
でもボノロンにユリシアと名前をつけてもらって、また友だちになったよ。
しっかりものでやさしい性格。
ボノロンはどこから来たの?
大地に広く深く根を張り、千年二千年と生きる巨木。
その根は地中でつながりあい、誰も知らない巨木の森につながります。その巨木の森がタスムン。そして、そこが森の戦士ボノロンのふるさとです。
ボノロンは魔法の力で世界につながる巨木の根を通って、巨木のほこらから現れます。
ボノロンはどうして
こんなにおおきいの?
ボノロンのふるさとタスムンは巨木の森。
とっても大きな木に囲まれて育ったので、ボノロンも大きいのです。
でも、タスムンではボノロンも普通の大きさなのです。
ボノロンに家族はいるの?
ちゃんと、お父さんもお母さんもいますよ。
タスムンでは実はボノロンは9才。まだ、子供なのです。
でも、タスムンの1年は人間の世界では10年。タスムンでは時間がゆっくり流れるのです。だから、ボノロンは人間の世界では90才なのです。
ボノロンには
どうやったら会えるの?
巨木に話しかけてごらん。その声は巨木の根を通してタスムンの巨木に伝わります。そして、巨木はみんなのことをボノロンに話します。ボノロンは巨木と話ができるのです。だから、みんなが困ったときはボノロンが助けに来てくれるのです。