小さい頃、たくさんの本に囲まれて幸せだった気持ちを 子どもたちにも伝えたい。 そんな思いから、地域の読み聞かせサークルの お手伝いを始めました。 本を読み始めると子どもたちは目をキラキラ輝かせて、 さっきまでの元気はうそのように、 静かに本の世界へ入り込みます。 初めて本を読み聞かせたときは緊張と感動で いっぱいだったのを覚えています。
我が子が産まれてからは、寝る前の読み聞かせが習慣になり、 好きな本を3冊選んでから布団に入ります。 ときには、途中から主人公を息子に変え、 私が作ったお話にすることもありました。 小学生になり、慌ただしく過ごす毎日の中、 本を読んであげる機会は少なくなりましたが、 音読の宿題を心を込めて楽しく読む姿を見て、 これからもたくさんの本に触れる機会を作ろうと思いました。
東京都 岡田久仁子 43才