ウェブえほん
小林由美子さんインタビュー

第117弾

2024年 10月号

にげダヌキのポンスケの巻

にげダヌキのポンスケの巻

この号の
読み聞かせ役

小林由美子さん
(こばやしゆみこ)さん

『クレヨンしんちゃん』(EX)の野原しんのすけ役や、『デュエル・マスターズシリーズ』(TX)の切札勝舞役、勝太役、ジョー役など、多数の作品で大活躍中!

小林由美子さん
  • Q

    Q

    『森の戦士ボノロン』はご存知でしたか?

    A

    A

    子どもが小さい頃に何度か手に取ったことがあり「本当に無料で良いの?」と思っていました。寝る前に読み聞かせていた絵本のひとつだったので、今回お話をいただいてうれしく思いました。

  • Q

    Q

    『にげダヌキのポンスケの巻』はいかがでしたか?

    A

    A

    子どもたちにぜひ読み聞かせたいです。教訓を押しつけがましくなく、ほんわかとした絵で伝えてくれる。心がやさしくなるすてきなお話でした。
    絵本を読んだ後は、どんな感情でもいいから気持ちの揺れがあってほしいと願っています。登場人物のタイプがさまざまなので、子どもたちはきっとだれかに感情移入して心を揺さぶられることと思います。

  • Q

    Q

    お子さまとはどんな絵本を読んでこられましたか?

    A

    A

    赤ちゃんから読んでいたのは『だるまさん』(ブロンズ新社)シリーズです。短いセンテンスを喜んで聞いていました。『パパ、お月さまとって!』(偕成社)やしかけ絵本も好きでした。あとは寝かしつけによいと聞いて『おやすみロジャー』(飛鳥新社)も読みました。自分が眠ってしまいそうになりましたが…(笑)。『ちくわのわーさん』(ブロンズ新社) や『ノラネコぐんだん』(白泉社)もケラケラ笑いながら繰り返し読んでいます。我が家では本は好きなだけ買っていいことにしています。そのおかげか、子どもは本をよく読むようになりました。

  • Q

    Q

    すばらしい環境ですね。お子さまにどんな影響がありましたか?

    A

    A

    中学生になった娘は今でも本好きで国語の成績だけはいいです(笑)。小学生の息子は自分で読むことが好きで、絵本から派生したオリジナルストーリーを作って聞かせてくれます。読みたいように読ませているとだいたい怪獣物語になっていくのですけど(笑)。でも絵本が彼の想像力の源になっているようです。
    彼らの姿を見ていると、大人より子どもたちの方が本が好きなように感じます。活字と絵を読んで、そこに描かれていないことをイマジネーションで補っていく力が本当に豊か。こんな読み方があったのかとこちらも勉強になります。もしかすると活字離れって大人になってから起こるものかもしれませんね。

  • Q

    Q

    読み聞かせは、普段の声のお仕事とどんな違いがありますか?

    A

    A

    一話の中で複数のキャラクターを演じられるのは絵本朗読ならではのことなので、とても楽しかったです! ナレーションはこれまであまり経験がなく試行錯誤しました。子どもたちが目の前にいることを想像して、言葉の意味が伝わるように読みました。

  • Q

    Q

    最後の質問です。もしボノロンが目の前にあらわれたらどんなお願いをしますか?

    A

    A

    「絵本を読むことが上手になりたい」です。以前子どもの保育園で読み聞かせをする機会があったのですが、気合いが入りすぎて「うるさい!」なんて言われたことがありました(笑)。適度な音量設定で上手に読めるようになりたいです。ボノロンお願いします!
    私自身、親として絵本に助けられてきましたし、絵本が子どもたちに与える影響の大きさを実感しています。せっかく声の仕事をしていますので、これからももっと絵本を読んで、そのすばらしさを多くの方に伝えていきたいです。

公開中のえほん 声優さんインタビュー

  • No.116 2024年8月号

    ロウじいさんとクマの巻

    むかしむかし−−−−
    カシの巨木の下で、おじいさんのロウが泣いていました
    ロウが山賊におそわれた時、一頭のクマがあらわれ、ロウをたすけてくれたのです。
    しかし、そのクマは胸に矢をうけ、今にも死んでしまいそうだといいます。
    あらわれたボノロンに、ロウはたすけをもとめますが、はたしてボノロンはロウのねがいをかなえることができるのでしょうか
    −−−−

    三上哲さん

    読み聞かせ役

    三上哲さん

    みかみさとしさん

  • No.115 2024年6月号

    雲の涙の巻

    むかしむかし−−−−
    それは、なんともふしぎなこうけいでした。
    空ははれているのに、巨木の上にだけ雲が雨をふらせているのです。
    ボノロンは、その雨が「雲の涙」であることに気づき、空へとまいあがります。
    すると雲は、悲しみにくれる、ある家族のことを話しはじめます −−−−

    一条和矢さん

    読み聞かせ役

    一条和矢さん

    いちじょうかずやさん

  • No.114 2024年4月号

    王様はだあれ?の巻

    むかしむかし−−−−
    ある国の巨木の下で王子のルネが泣いていました。
    のぞまない王様になることになったルネは、自分なんかにはつとまらないというのです。
    それを聞いたボノロンは、王様にふさわしい人をさがせばいいと伝えます。
    はたして王様はだれになるのでしょう?

    逢坂良太さん

    読み聞かせ役

    逢坂良太さん

    おおさかりょうたさん