ウェブえほん
一条和矢さんインタビュー
第115弾
2024年 6月号
雲の涙の巻
この号の
読み聞かせ役
一条和矢さん
(いちじょうかずや)さん
『おじゃる丸』 (NHK)のアオベ工役 や、 『DD北斗の拳』 (TX)のラオウ役 など、多くの人気作品に出演されている声優さんです。
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楽しい読み聞かせをありがとうございました。
『森の戦士ボノロン』はご存知でしたか?はい、知ってはいたんですが、手に取ったことはなかったんです。ですから、まさかこんな素敵な作りになっているとは、詳しく知りませんでした。
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今回のお話を読み終えた率直な感想をお聞かせください。
いかん…いかんですね……もう涙腺が弱くなってきているお年頃なので…。前半で、もう涙がね……涙腺が崩壊していましたね…やべえなあ、と思いながら。なので、それを我慢しながらの今回の語りは、なかなかのストレスでしたね(笑)。
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読み聞かせと普段の声のお仕事と違うところはありましたか?
僕は普段はアニメ出演の方が多いんですが、その決められた尺の中での演技っていうものと違って、今回特に気をつけていたのが、聞き手の気持ちに配慮して、なるべくゆったりゆっくり。より聞いてくださっている皆さんにイメージしてもらいやすいように語ったつもりです。まあ、ナレーションを含めて 8役 は結構しんどかったけどね(笑)。
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絵本の思い出や、好きな絵本があれば教えてください。
以前、人形劇とのコラボイベントというのがありまして。その題材になったのが、なかむらみつるさんの『やさしいあくま』という絵本でした。それをイベントで披露させてもらったんですが、そこで僕は「年老いた巨木」の役をやらせていただいて。あれをやって、おじいちゃんキャラクターが、ちゃんと自分の中で引き出しが確定してきたかな、確かなものになってきたかなっていう風に思えた、いいイベントだったなと自分では思うんですよ。内容も、自己犠牲のすごく悲しいお話だったので、客席の方からすすり泣く声もいただいて……本当にやっていてよかったなぁと思う経験でしたね。
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もしボノロンが一条さんの前に現れたらどんなお願いをされますか?
そうですね、過去の自分にいろんな忠告をしてあげてほしいですね。あれしちゃだめよとか、そっちに行ったら転ぶからねとか。細かいところまで、色々と忠告をしてほしいかな。あ、僕は行きたくないです(笑)。家でまったりしてますので、ボノロンよろしく、過去の僕に言ってきてねと。そしたら現在の僕がもう少し良くなっているかもしれない(笑)。
公開中のえほん と 声優さんインタビュー
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No.116 2024年8月号
ロウじいさんとクマの巻
むかしむかし−−−−
カシの巨木の下で、おじいさんのロウが泣いていました
ロウが山賊におそわれた時、一頭のクマがあらわれ、ロウをたすけてくれたのです。
しかし、そのクマは胸に矢をうけ、今にも死んでしまいそうだといいます。
あらわれたボノロンに、ロウはたすけをもとめますが、はたしてボノロンはロウのねがいをかなえることができるのでしょうか
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No.115 2024年6月号
雲の涙の巻
むかしむかし−−−−
それは、なんともふしぎなこうけいでした。
空ははれているのに、巨木の上にだけ雲が雨をふらせているのです。
ボノロンは、その雨が「雲の涙」であることに気づき、空へとまいあがります。
すると雲は、悲しみにくれる、ある家族のことを話しはじめます −−−− -
No.114 2024年4月号
王様はだあれ?の巻
むかしむかし−−−−
ある国の巨木の下で王子のルネが泣いていました。
のぞまない王様になることになったルネは、自分なんかにはつとまらないというのです。
それを聞いたボノロンは、王様にふさわしい人をさがせばいいと伝えます。
はたして王様はだれになるのでしょう?