ウェブえほん
逢坂良太さんインタビュー
第114弾
2024年 4月号
王様はだあれ?の巻
この号の
読み聞かせ役
逢坂良太さん
(おおさかりょうた)さん
『ダイヤのA』の沢村栄純役をはじめ、『ハイキュー!!』の赤葦京治役、『鬼滅の刃 遊郭編』の妓夫太郎役など、多くの人気作品のキャラクターを演じられています。
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とても楽しい読み聞かせをありがとうございました。
『森の戦士ボノロン』はご存知でしたか?今回、お話しをいただいた時点では存じ上げなかったんですが、プロデュースが原哲夫先生であることを知りまして。原先生の作品は大好きで、ほとんど読んでいるんですが、まさか絵本をプロデュースされているとは思っていなかったんですね。そこにちょっとびっくりしながら、原先生がやってらっしゃる絵本という嬉しさもあって、 ふたつ返事で受けさせていただきました。
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今回のお話を読み終えた率直な感想をお聞かせください。
ある意味王道というか、ふたつの物語を混ぜたような、ひと粒で二度おいしいみたいな、そんな感じのする物語だなというふうに思いました。ルネの成長物語が、絵本としてコンパクトにまとめられているんですけれども、泣き虫だった頃と3年経った後の性格が一目見てわかるところもあって、その成長がやっぱりいいなと思いました。
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読み聞かせと普段の声のお仕事と違うところはありましたか?
僕はナレーション系をあまりやっていない人間なので、そういった意味ではすごく新鮮な気持ちでやらせてもらいました。一方、何より絵本なので、たくさんキャラクターが出てきて、それを全て一人で演じるというのが、どこまでやろうかな、というのが悩みどころではありました。僕も子供がいまして、絵本を読み聞かせることがあるんですけども、そこで子供に対して全力で演じるということはなかなかないので。力を入れてやればいいんだろうか? とか、逆に本当に子供たちに読み聞かせるように、あえて淡々とした優しい声で、すっと聞きやすいぐらいの方がいいのかな? とか、いろいろ考えたんですけども、今回はちょっと役者としての自分を強めに出させてもらったなっていうところはありますね。
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絵本の思い出や、好きな絵本があれば教えてください。
僕が知らなかっただけかもしれないんですが、今は「遊べる絵本」がたくさんあるんですよね。昔あった、開くと立体で飛び出てくるような感じで、絵本をかたむけて中にある丸い物体を転がしてゴールにたどり着かせるような、そういう遊び心にあふれる絵本がたくさんあって。自分が子供の頃より、絵本ってすごく進化しているんだなって、本屋さんでびっくりした思い出があります。もちろん、昔からずっとある本もたくさんあって、自分が子供の頃好きだった『はらぺこあおむし』(エリック・カール)なんかを自分の子供に自分で読み聞かせていると、なんだか不思議な感じがしますね。
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もしボノロンが逢坂さんの前に現れたらどんなお願いをされますか?
そうですね、たまに野良猫を見かけたりすることがあるんですが、この猫は何を考えているんだろう? と思うことがあるんですよね。じーっとこちらを見てくるのに、近寄るとバーって逃げちゃうんですよ。そんな時に、声が聞けたらわかりやすいのになーって思います。なんだか僕、野良猫に全然好かれないタイプの人間なので……だから、そういう野良猫の気持ちを知って、仲良くなれる方法を知れたら嬉しいなと思います。
公開中のえほん と 声優さんインタビュー
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No.116 2024年8月号
ロウじいさんとクマの巻
むかしむかし−−−−
カシの巨木の下で、おじいさんのロウが泣いていました
ロウが山賊におそわれた時、一頭のクマがあらわれ、ロウをたすけてくれたのです。
しかし、そのクマは胸に矢をうけ、今にも死んでしまいそうだといいます。
あらわれたボノロンに、ロウはたすけをもとめますが、はたしてボノロンはロウのねがいをかなえることができるのでしょうか
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No.115 2024年6月号
雲の涙の巻
むかしむかし−−−−
それは、なんともふしぎなこうけいでした。
空ははれているのに、巨木の上にだけ雲が雨をふらせているのです。
ボノロンは、その雨が「雲の涙」であることに気づき、空へとまいあがります。
すると雲は、悲しみにくれる、ある家族のことを話しはじめます −−−− -
No.114 2024年4月号
王様はだあれ?の巻
むかしむかし−−−−
ある国の巨木の下で王子のルネが泣いていました。
のぞまない王様になることになったルネは、自分なんかにはつとまらないというのです。
それを聞いたボノロンは、王様にふさわしい人をさがせばいいと伝えます。
はたして王様はだれになるのでしょう?